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オイル交換
更新日:2024.04.20 / 掲載日:2024.03.19

オイル交換のやりすぎに問題はない オイル交換の目安と交換方法を解説

オイル交換のやりすぎは、エンジン自体にデメリットはありません。しかし、まだ使えるエンジンオイルを早いタイミングで交換することになるため、交換費用や作業時間、環境への負荷などを考慮すると、基本的には適切なタイミングで交換するのがベターです。

この記事では、オイル交換の目安と交換方法を解説しています。オイル交換のタイミングを知りたい人の参考になれば幸いです。

1. オイル交換のやりすぎは問題ない

オイル交換の頻度が多いということは、性能の落ちていないエンジンオイルがエンジン内部を常に潤滑している状態です。そのため、オイル交換をやりすぎても問題ないといえます。

そもそも、エンジンオイルはエンジン性能を維持する役割がありますが、その効果は永久に持続するものではありません。使用とともにエンジンオイルは汚れて劣化し、性能が落ちるため、期待されている役割を果たせなくなります。

一方で、オイル交換はある程度の費用や時間、環境への負荷がかかります。そのため、走行状況や車種などによって定められたオイル交換の目安をもとに、適切なタイミングで交換することがおすすめです。

2. エンジンオイルの役割とオイル交換の重要性

オイル交換はエンジン性能を維持し、車の寿命を長持ちさせるために必要なメンテナンス作業です。

エンジンオイルには、エンジン内部の部品の摩擦軽減や冷却、燃焼効率の向上、汚れや不純物の除去、防錆や腐食防止などの役割があります。

これらの役割によって、エンジン性能は適切に維持されていますが、長期間使い続けたエンジンオイルは劣化し、期待する役割を果たせなくなります。

オイル交換を怠り、劣化したエンジンオイルを使い続けた場合、エンジンに過剰な負担を与えるため、以下のような問題が発生するリスクが高くなります。

・エンジンの性能低下
・燃費の悪化
・故障やトラブルが発生

このような状況になった場合、部品交換など、オイル交換より高額な修理費が発生する恐れがあります。そのため、エンジンオイルの役割を理解し、定期的にオイル交換することが重要です。

エンジンオイルの役割とオイル交換を怠った場合の問題については、こちらの記事でくわしく解説しています。

3. オイル交換の目安

上記でご紹介したとおり、オイル交換をやりすぎても問題ありません。車の寿命を延ばすうえでは、エンジンが常にきれいなオイルで潤滑されていることはメリットといえるでしょう。

しかし、オイル交換にはその都度費用や時間がかかります。さらに、環境へ与える負荷も考えると、基本的には以下の目安をもとにオイル交換するのがおすすめです。

(1) 走行距離と使用期間

走行距離と使用期間をもとにした、オイル交換目安は以下のとおりです。

種類走行距離使用期間
普通自動車5,000kmから10,000km6カ月から1年
軽自動車5,000km6カ月

※車種や使用状況によっても異なる

軽自動車と普通自動車では、エンジンの大きさが異なります。軽自動車は普通自動車よりエンジンの排気量が小さいため、エンジンの回転数を高くし、出力を上げる必要があります。

とくにスタート時や登り坂・高速道路の走行時はエンジンの回転数が高く、エンジンオイルの劣化が早まります。そのため、普通自動車より交換スパンが短くなるのが一般的です。

(2) 車種や使用状況、メーカー推奨

上記では一般的なオイル交換の目安をご紹介しましたが、車種や使用状況、メーカーによっても交換頻度は異なります。

①ターボ車とハイブリッド車

車種走行距離使用期間
ターボ車2,500kmから5,000km3カ月から6カ月
ハイブリッド車5,000mから10,000km6カ月から1年

ターボ車とは、過給機(ターボチャージャー)を載せている車のことです。過給機により圧縮した空気をエンジンに送り込むことで、より多くの燃料を燃やせるため、ノンターボ車と比較してエンジンの出力が大きくなります。しかし、エンジン内部が高熱になるため、エンジンオイルが熱の影響を受けて劣化しやすくなり、ノンターボ車と比べて交換時期が早くなります。

メーカーが推奨するハイブリッド車のオイル交換時期は、ガソリン車より長く設定されているケースが多くあります。ただし、以下の理由から基本的にはガソリン車と同じ交換サイクルをおすすめします。

ハイブリッド車のエンジンは、ガソリン車に比べて稼働時間が短く、エンジンが十分に暖機されないため、エンジン内の結露の水分や空気中に含まれている水分を蒸発できません。短距離運転が多いと、さらにエンジンの稼働時間は短くなります。

蒸発できなかった水分はエンジンオイルと混ざり、性能を低下させます。このような使用環境は、後程解説するシビアコンディション(走行環境が過酷なこと)に該当します。

②シビアコンディションでの走行

シビアコンディションでの走行が多い場合、エンジンオイルにかかる負荷が大きいため、オイル交換のスパンが通常の車より短くなります。

シビアコンディションとは、短距離や渋滞、坂道や雪道など過酷な走行環境のことです。

③メーカー推奨時期

各メーカーがオイル交換の目安を定めている場合があります。たとえば、トヨタの交換目安は以下のとおりです。

種類標準交換時期シビアコンディションの場合
ガソリン車15,000km、または1年7,500km、または6カ月
ガソリンターボ車5,000km、または6カ月2,500km、または3カ月

参照:メンテナンスについて丨TOYOTA

なお、車種ごとにオイル交換の目安を定めている場合があるため、くわしくは取扱説明書や販売店に確認しましょう。

(3) エンジンオイルランプの点灯

オイルランプが赤く点灯している(イメージ)

エンジン回転中、メーターにエンジンオイルランプが点灯した場合、エンジンオイルの残量とエンジン周辺の部品にトラブルが起きていないかを確認しましょう。

エンジンオイルランプとは、エンジンオイル系統のトラブルを運転者に知らせてくれる赤いランプです。正常時は消灯していますが、点灯した場合はエンジンオイルの残量が少ない、またはエンジン周辺部品のトラブルのどちらかが発生していると考えられます。

オイルランプが点灯したままの走行は、オイルの残量不足により潤滑不良を起こし、エンジンに大きなダメージを与えるため、すぐにエンジンを止めましょう。走行を続けた場合、エンジンが焼きつく(エンジンが動かなくなる)恐れがあります。

エンジンを止めたらエンジンオイルの残量を確認します。エンジンオイルの残量の確認方法はのちほどご紹介します。

エンジンオイルがオイルレベルゲージに付着しないほど減っていた場合はエンジンオイルを補充、オイル漏れや異常消耗が考えられる場合はすぐに業者に相談してください。

また、エンジンオイルの残量に問題なければ、エンジンオイルの油圧を検知するセンサーやオイルポンプなど周辺部品のトラブルの可能性があるため、見てわかる異常がなくても業者に相談しましょう。

4. 自分でエンジンオイルを交換する方法

エンジンオイルを補充(イメージ)

オイル交換には専門知識と技術、複数の道具が必要になります。業者に依頼する場合と比較して作業時間も長くなるため、作業に自信がない人や作業時間を確保できない人は、基本的に業者に依頼するのがおすすめです。

自分でオイル交換する方法の概説は以下のとおりです。

1.エンジンオイルの汚れと残量を確認する
2.必要な道具を揃える
3.古いエンジンオイルを抜く
4.オイルフィルターを交換する
5.新しいエンジンオイルを入れる
6.古いエンジンオイルを処理する

エンジンオイルの効果を最適に保つため、オイル交換2回につき1回のペースでオイルフィルターも交換しましょう。オイルフィルターは、エンジンオイルが取り込んだ汚れや不純物を取り除く部品です。

古くなったオイルフィルターを使い続けると、エンジンオイル内に汚れや不純物が溜まり、エンジンオイルの効果が適切に発揮されなかったり、エンジン部品が故障したりする原因になります。

オイル交換とフィルター交換の手順や作業時間、オイルフィルターの効果などについては、こちらの記事で解説していますのでご覧ください。

5. オイル交換を業者に依頼する場合

繰り返しになりますが、オイル交換には専門的な知識と技術が必要になります。さらに、道具の準備や古いオイルの処理、作業時間、その後のトラブルを考えると基本的には業者に依頼するのがよいでしょう。

業者に依頼するメリットと費用相場、業者を選ぶポイントをご紹介します。

(1)業者に依頼するメリット

業者によるオイル交換は、エンジンオイルの種類や交換方法などのくわしい知識は不要になります。

業者が持つ専門知識や技術、経験をもとに適切なエンジンオイルを選択し、正確な量を補充してくれるため、エンジンの性能維持や寿命を延ばすことにつながります。

また、自分で行う場合に見落としがちなオイル漏れやエンジンの異常などを、プロの目線から早期に発見できるでしょう。異常があった場合、基本的にはその場で対応してもらえます。

さらに、自分で交換した場合、交換後のトラブルは自己責任ですが、業者に依頼していれば保証を受けられる可能性があります。

(2)業者に依頼する場合の費用相場

オイル交換を業者に依頼する場合の費用相場は、2,500〜7,500円(本体代)+工賃です。

フィルター交換も依頼する場合の相場は、1,000〜3,000円(本体代)+工賃が追加でかかります。

ただし、使用するエンジンオイルやオイルフィルターの種類、依頼する業者によっても費用は変動します。そのため、基本的には複数の業者から見積もりを取りましょう。

(3)依頼する業者を選ぶポイント

オイル交換を依頼する業者を選ぶ際は以下3つのポイントを考慮しましょう。

1.信頼性

業者の評判や実績、レビューなどを確認して信頼性を判断しましょう。これらは、業者のWebサイトやネット上の口コミ・レビューサイトなどで確認できます

2.品質

価格の安さも重要ですが、使用するエンジンオイルやオイルフィルターの品質、サービス内容も考慮することが重要です。複数の業者に見積もりを出してもらい、適正な価格かを比較しましょう。

3.保証

交換作業後にトラブルが発生する可能性があります。保証期間や保証内容などもチェックしましょう

6. オイル交換に関することはグーネットピットにお任せください

オイル交換はエンジン性能を維持するうえで、重要なメンテナンス作業です。そのため、やりすぎても問題ありませんが、交換費用や時間、環境に負荷がかかるため、走行距離や使用期間などを目安に交換するのがおすすめです。

ただし、車種や使用状況、メーカーによっても交換頻度は異なるため、タイミングを見極めるのが難しい……という人もいるでしょう。

その場合は、プロの業者に相談してみましょう。

グーネットピットには専門知識と技術を持つスタッフが在籍しており、車種や使用状況、メーカーに応じた最適な交換頻度をアドバイスします。

車の特性に合わせたエンジンオイルを選択し、丁寧に作業しておりますので、オイル交換はグーネットピットにお任せください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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